左研究員の九州グローバル産業人材協議会スピーチ
インターンシップで学んだこと

体验实习中的所学所感

九州工業大学大学院機械知能工学研究府博士前期課程2年 左亦根

    九州グローバル産業人材協議会創立、誠におめでとうございます。この良き日にスピーチさせていただき、心より感謝いたします。日本語のレベルはまだ完全ではありませんので、失礼なところがあれば、どうぞお許しください。
  九州全球产业人才协议会的成立,致以诚挚的祝贺。在这个喜庆的日子里,能让我来进行演讲,由衷的感谢大家。我的日语水平还不够完全,如果有什么失礼的地方,还请大家原谅。



自己紹介
  私は左亦根と申します。中国の湖南省出身で、九州工業大学大学院機械知能専攻修士2年生です。私は中国長沙理工大学機械設計専攻を卒業し、2008年10月に来日しました。最初に福岡の日本語学校で日本語を勉強し、2010年九州工業大学の大学院に入学しました。現在は弾性力学研究室の野田教授のもとで,「新型ビニールハウスのカバーシートの損傷機構の解明とその対策」に取り組んでいます。


自我介绍
  我叫左亦根,中国湖南省出生,九州工业大学大学院机械智能专业修士2年级。我毕业于中国长沙理工大学机械设计制造自动化专业,2008年10月来到了日本。最初的阶段,我在福冈的日语学校里学习日语,2010年在九州工业大学入学。现在在九州工业大学的弹性力学研究室野田教授的指导下,从事“新型温室的覆盖薄膜的开闭过程中的损伤解析和对策”的研究。


インターンシップ先へ行くきっかけ
  私は小さい頃から車に関してずっと深い興味を持っています。大学院を卒業した後は車関係の会社に入ればいいなぁと思い続けています。今年8月に、九州アジア人財協議会を通して、鹿児島県にあるトヨタ車体研究所にインターンシップを申し込んでいましたところ、一ヶ月間車体研究所のCAE室に配属することが決まりました。一ヶ月間日本の車会社と初接触、そして配属はCAE室、ちょうど研究室でコンピュータシミュレッションをやっていた私にとっては絶好のチャンスだと思いました。


去体验实习的契机
  从小我就对汽车相关的东西十分感兴趣,一直想着大学院毕业以后能进入汽车企业工作。今年8月,通过九州亚西亚人才协议会的介绍,我报名参加了鹿儿岛的丰田车体研究所的体验实习,预定将参加丰田车体研究所CAE室实习工作一个月。一个月的时间和日本汽车企业的初接触,而且配属是在CAE室,正好对在研究室里做计算机模拟的我来说是绝佳的机会。


インターンシップへ行く前の日本企業への認識と不安点
  私はインターンシップへ行く前に、留学生先輩たちに相談に行きました。「日本の企業に就職したら、核心技術は外国人に教えない。」とか「外国人だから、会社で差別にされる。」などの噂がありまして、やっぱりインターンシップと日本での就職に対して不安が生じました。


去体验实习前对于日本企业的认识和不安点
  我在去体验实习前,和留学生的前辈们商量过。听到了一些“在日本的企业工作了以后,那些核心技术是不会教给外国人的”以及“因为是外国人,在公司里会遭受差别待遇”之类的传言。让我对体验实习和日本就职产生了不安。


インターンシップでやったことと成果
  私はトヨタ車体研究所のCAE室に配属されました。CAE室は車両開発において、開発の初期段階で、図面の完成度を向上させる為、コンピュータシミュレーションを使って、性能、品質、質量等の目標を満足する、最適な構造を提案しています。私は今回のインターンシップで使った4つのシミュレーションソフトは全然操作したことがありませんでした。初めに、アルミ缶の静圧縮解析という簡単な問題から、ソフトの操作練習を進みました。元々大学での研究もシミュレーションソフトを使っていまして、ソフトの共通性がありますので、一週間の練習予定は三日ぐらいで終わりました。本番の実習内容は、氷モデルの作成と解析です。この問題は,トヨタ車体研究所でもずっとやっていた問題で、極寒冷な環境下で、車が階段などと衝突するとき、車体の下に付着した硬い氷をモデル化し、車体にどれだけの損傷を与えるかをコンピュータで解析することで解決します。氷のデル化は、世界中にもはじめにやったらしいので、参考になる文献などはほとんどなく、全てが創造ということです。とても難しかったです。私は氷の構成となる氷分子を何千倍化とする方法を発想して、何十回もモデルを作り替えて一つの提案を完成しました。


体验实习的成果
  我配属与丰田车体研究所的CAE室。CAE室是在车辆开发的初期阶段,为了提高设计图的完成度,使用计算机模拟来调试满足车辆的性能,品质,质量等等的目标,提出最好的提案。我在这次体验实习中共使用了4种计算机模拟软件,这些软件我从来没有操作过。所以刚开始,就用易拉罐的静压缩解析的简单问题去进行软件的操作练习。本来在大学我的研究中就使用着计算机模拟软件,因为软件的共通性,一个礼拜的软件操作练习预定在三天左右就结束了。最重要的实习内容是,冰块模型的做成和解析。这个问题,丰田车体研究所也一直在研究的问题,在极其寒冷的环境下,当车辆和台阶等发生冲撞时,将附着在车体下面的坚硬的冰块结霜模型化,用计算机分析冰块结霜给车体带来多大的损伤。将冰块模型化,在世界上也是刚刚开始研究,能够拿来参考的文献几乎没有,全部都是创新,研究起来相当的困难。我从构成冰块的冰块分子几千倍化的方法入手,不断地尝试,做了好几十中不同模型,终于完成了一种模型的提案。


インターンシップ後の意識の変化について
  インターンシップの間に、トヨタ車体研究所CAE室の皆さんは私に対してまるで仲間みたいに付き合ってもらいました。私に質問があった時も、悩みがある時も一緒に討論して解決を手伝ってくれました。優しい方ばかりです。印象深いのは毎日朝礼の後、皆さんは英語の小スピーチをして、身近で行ったことや自分が興味を持ったことを発表して、お互いに英語で討論を行いました。とても仲良くで、暖かい雰囲気を感じました。皆さんのご要求で、その英語のスピーチの後、私から中国語講座も行いました。皆さんの勉強に対しての熱意や会社の国際化への認識に私は本当に感動しました。おかけで、私は中国語講座だけではなく、インターンシップの研究にも熱い心を持って、真面目にやりました。こんなところで一生に仕事をすればいいじゃないと初めて思いました。   日本の企業に対して、外国人の私たちの忠誠心は日本の人と比べたら、弱いだろうと、また結局は国へ帰るだろうと思われるかもしれません.しかし、私はそうではありません.人として実際に帰属意識を肌で感じることができるところで生きていきたい。自分の国だろうと外国だろうと、自分の価値が実現される場所があれば、どこでも一緒じゃないでしょうか。
  私から見れば、会社の大小に関わらず、その会社らしく企業精神があればそれこそいい会社じゃないでしょうか,と思いました。


体验实习后的意识变化
  在体验实习的期间里,丰田车体研究所CAE室的所有人对我都像对待同伴一样情切。当我有问题,有烦恼时,大家都能和我一起讨论解决给我很大的帮助。让我印象很深的是,每天中午的例会结束以后,大家举办了一个英语演讲活动,大家将身边发生的事情以及自己感兴趣的事情用英语发表出来,然后接受其他人的英文提问,当场让我感到一阵暖洋洋的气氛。其后,在大家的要求下,我在英语发表活动后面添加了一个中文讲座。大家对于学习的热情以及对自己公司国际化的认识,让我十分的感动。在这样的环境下,不单是中文讲座,对于体验实习的研究内容我也满怀热情,认真工作起来。这时是我第一次有在一个地方工作一辈子的想法。
  对于日本的企业来说,一定觉得我们外国人的忠诚心和日本人比起来,十分弱最后还是会回国。但是我不这么认为。人其实是想在能实际感受到归属意识的地方生存着的。无论是自己的国家还是外国,能够实现自我价值的地方,哪里都一样不是么。
  我看来,无论公司大小,有着这个公司自己企业精神的公司就是好公司不是么。


インターンシップ先への就職について
  結論として、第一志望に決めました。これだけ働き甲斐のある環境、これだけいい企業文化を持つ、これだけ優れた技術があり、これだけ頭がよく、やる気あり、親切な人たちが集まっている会社で、自分もその一員として活躍したい。そして,お世話になったトヨタ車体研究所,また,お世話頂いた九州アジア人材協議会、九州工業大学の野田先生、佐野先生に,この場を借りて,お礼を言いたいと思います。


关于在体验实习公司的就职
  作为结论,我已经决定把该公司作为第一志愿了。有这样舒适的工作环境,有这样好的企业文化,有着如此优秀的技术,有着这些头脑好,干劲大,情切的人们聚集着的公司里,我也想成为这样的公司的一员。




左亦根氏の詳しいインターシップ実習内容はこちらです。